【階段は資源】三菱サラリーマンさんの言葉を信じて約1年間ほぼ毎日300段を上った結果【効果あり】
FIRE(Financial Independence, Retire Early)で有名な、三菱サラリーマンさん(穂高 唯希さん)をご存じでしょうか?
日本のFIRE先駆者として有名な方で、FIREを目指している方なら多くの方がご存じかと思います。
そんな三菱サラリーマンさんが書いた「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法」の中に有名な言葉があります。
「階段は資源」
私がこの言葉を知った当時、普段社会人として仕事をしながら、慣れない副業をスタートしたばかりだったので、とにかく運動する時間がなくて困っていました。
運動は大好きなんですが副業を始めてからというもの、家に引き籠ってばかりでみるみる筋肉が減っていくのがずっと気になってました…
この本を読んだ次の日から、せっかくなので「階段は資源」という言葉が本当に有用なのかを検証したいと思い、ほぼ毎日階段の上り下りを実践しました。
ということで、約1年間(正確には10か月)約300段の階段の上り続けた結果をまとめていきます。
- 約1年間、約300段の階段をほぼ毎日登り続けた結果
- 体重は80.8㎏→77.9kgと約3㎏の減量
- 体重が減ったにも関わらず、筋肉量は維持
- BMIは24.7→23.8と改善
- 体脂肪率も15.8%→12.8%(−3%)の減少
- (結論)階段こそが下手なダイエットグッズよりも優秀なダイエットツールである
階段の上り下りなんて本当に効果があるの?と思ったそこのあなた!ぜひ最後まで読んでみてください!
私の日々の運動量や食生活等の前提条件を確認
まずは階段を上る前に、前提条件を確認しておきましょう。
実は階段以外にも運動をやっていたんでしょ!と思われたくはないので、本検証を行っている際の月換算での運動量がどれくらいかを挙げていきます。
私の月単位での運動量
- 本業もデスクワークが多く、座っている時間が長い
- 約1年間家で行う筋トレやランニングはほとんどしなかった
- ジムには3か月に1回いくかどうか
- ゴルフコースは月に1回行くか行かないか程度
- ゴルフの打ちっぱなし(コース前に1~2回程度)
- ストレス発散のためにバッティングセンターへ(月に2回程度)
これだけ見ると、明らかに日々の運動量が足りていない気がする…
さて、次は食生活の重要ポイントだけを確認していきましょう。
日々の食生活と私の年齢
- 30歳前半の男性
- タンパク質豊富な鶏肉よりも、ラーメンが大好き
- 甘いものが大好き(ケーキとかお菓子はいくらでも食べられる!)
- お酒はほとんど飲まない(たまーーーに飲む程度)
この日々の運動量と食生活を考えると、とんでもなく肥満体型なんじゃないかと心配されそうですが、BMIは25未満(一般的にBMI:25以上が肥満と言われる)なのでご安心下さい。
さて、次は階段の段数を上る日を確認していきます。
階段の段数と上る日を確認(階段チャレンジ)
ターゲットとなる階段の段数と上る日を確認していきます。
ここではわかりやすくするために”階段チャレンジ“と名付けることにします。
勝手に私が命名しました!笑
- 職場の階数は15階
- 1階あたりの段数:約20段
- 総段数は15×20=”300段”
- 途中で休むことなく連続で階段を上ること(約10分くらい)
- 毎日300段を勤務開始前または勤務後のどちらかで必ず上る
- 上るだけでなく、1階に下りるまでが達成条件
- 職場勤務が休みの日は施行しないことにする
- 検証期間は10か月なので約200日の結果
毎日ではないものの、300段を約200日上り続けたのであればデータとしてはそこそこ有用なはず!
前提条件の全てが確認し終わったところで、お待たせ致しました。結果を一緒に見ていきましょう!
(結果)三菱サラリーマンさんが言う「階段は資源」の有用性
記録は適当な装置を使用したわけでは無く、ジムなどに置いてある高級な「体成分分析装置 InBody(インボディ)」を利用しました。
一般的な項目である「体重」「BMI」「体脂肪率」だけでなく「筋肉量」や「部位別筋肉量」など、細かく測定しました。
チャレンジ前測定日:2020年8月
↓
チャレンジ後測定日:2021年6月
それぞれの項目を、階段チャレンジ前と後で比較しながら載せて行きます。
体重と筋肉量および体脂肪率の変化
(階段チャレンジ前)
(階段チャレンジ後)
- 体重は80.8㎏→77.9kgと約3㎏の減量!
- 体重が減ったにも関わらず、筋肉量は維持している
- (結論)筋肉を落とさずに減量に成功!
筋肉量の減少で数値上、痩せてても意味ないですからね!上出来です!
肥満指標(BMIと体脂肪率)の変化
(階段チャレンジ前)
(階段チャレンジ後)
- BMIは24.7→23.8と改善!
- 体脂肪率も15.8%→12.8%(−3%)といい感じ!
- (結論)肥満改善に向けて大きな効果を実感!
体脂肪率が減るのは素直に嬉しいですよね!
部位別筋肉量の変化
(階段チャレンジ前)
(階段チャレンジ後)
- 両腕とも筋肉量が改善!(階段は自然と腕を振って上るからか)
- 体幹も少しだけ鍛えられている!
- 階段チャレンジによって両足の筋肉量の差が無くなった!
- (結論)足だけではなく全身にとって良い効果が得られる!
両足の筋肉量が全く一緒になるとは…階段を本当に登ったという証明にもなりそうですね笑
階段チャレンジ前後の比較
それでは重要項目である「体重」「筋肉量」「体脂肪率」における、階段チャレンジ前後の比較を経時的に見てみましょう。
筋肉量を維持したまま体重を落とすことができ、それに伴って体脂肪率が大きく改善していますね!
また、行っているスポーツによっては左右どちらかに筋肉が偏る傾向がありますが、階段チャレンジ後では足の筋肉量が綺麗に左右均等になりました。
これは予想していなかったので、新たな発見です。
三菱サラリーマンさんの「階段は資源」という言葉…正しかったことが個人的に証明できたので良かったです!
階段チャレンジを行った実際の感想と継続のコツ
この階段チャレンジを実際に行った感想ですが “正直最初はとても辛かった” です。
1階→3階程度であれば余裕で登れるのですが、それ以降はだんだん足が上がりにくくなり、最初は8階(160段)くらいで躓いて転びそうになることもありました。
階段チャレンジを開始してから最初の1か月は、上り下りの後は太ももが震えるような感覚で、明らかに筋肉に効いていることがよくわかりました。
その後はある程度慣れはするのですが、ほぼ毎日行うため2〜3日後に足がとても重くなる経験は多々ありました。
朝に行うことで業務効率が上がる気がする
階段チャレンジは勤務前の朝か、勤務後の夕方に行っていましたが、個人的には “朝に行うことをおすすめします!“。
これも私個人的な体験談になりますが、朝すごく眠い状態で階段を300段の上るので当然強制的に身体が目覚め、なんだか朝からやる気に満ち溢れます。
HIIT(高強度インターバルトレーニング)をやっている感覚に近いです
階段チャレンジをした結果、朝から頭を使う仕事を今まで以上にスムーズに行うことができました。
ちなみに夕方仕事終わりで疲れ切っているのに、今から階段300段を上るのか…と考えるだけで憂鬱な気分になるという意味でもやはり朝の元気なうちに階段チャレンジを行うことをおすすめします。
階段チャレンジ継続のコツ
何度も何度も階段チャレンジをやめようかと思いましたが、家に帰ってからは運動する時間は中々取れないので、気合いを入れて頑張りました。
継続のコツとしてはとりあえず、1階だけでいいのでまずは階段を登ってみることです。
最初は300段も上らずに、100段でも良いです…それだけでも十分太ももに負荷がかかる実感がわかると思いますので、徐々に慣れてきたら段数を増やすことをオススメします。
上り始めてしまえば、個人差や上るペースにもよりますが…約10~15分で300段を上ることができるので、短い時間でも効率の良い運動ができると思います。
登山と違って地味な階段チャレンジですが…全ての階段を上り終えた達成感は最高です!登山で頂上に到達した時に近い感覚があります。
最初の1か月~3か月が山場
3か月もすると階段チャレンジが日課となり、ほぼ毎朝早く職場に行って階段の上り下りをするのが苦痛というより当たり前の感覚になってきました。
ここまで来ることができれば、あとは階段へと足を運ぶように自然と体が動くのでかなり継続力が向上すると思います。
ちなみに、この階段チャレンジを行うと程よく汗をかくことができます(良いか悪いかは置いといて)。仕事前なのになんでそんなに汗をかいているのかと、指摘されないように気を付けながら約1年間過ごしていました。
下手なダイエットグッズよりも階段こそが優秀なダイエットツール
スポーツを行う上で、どうしても筋肉をつける必要がある!など、人によって運動する目的は違いますが、健康維持を目的とした適度な運動には階段が最高のダイエットツールである三菱サラリーマンさん同様、私も思いました。
ダイエットグッズは意外と値段が高い傾向があり、一度手を出すと、あれもこれもと次々と買ってしまいがちです。ここは騙されたと思って是非、毎日でなくても良いので階段の上り下りをやってみることをオススメします。
こういった懸垂マシンや自転車マシンを買ってしまうと、値段が高いのはもちろんのこと、ダイエットや筋トレをやめてしまった場合、部屋の場所も取るので非常に邪魔な存在になります。
三菱サラリーマンさんも著書の中で言っていましたが、公園の懸垂ができる大きい鉄棒と高層階の階段がお金もかからない最高のダイエット道具だと私も思います。
InBody測定ができる施設はどこ?
今回私が利用した “InBody測定” ですが、どこで測定してもらえるのか知りたい!という方は「InBody公式HP」をご確認ください。
とはいえ、ジムで気軽に体組成計が使える!という方は少ないと思いますし、家で気軽にInBodyの体組成計を使ってみたい!という方におすすめの商品があります。
業務用InBodyと同じ測定技術のため、わざわざジムに行って測定する必要がないのは嬉しいですよね!
しかし、約30,000円とさすがに良いお値段するので簡単におすすめはできませんが、毎日家で体重や体脂肪率だけでなく、筋肉量などの詳細なデータを記録して階段チャレンジのモチベーションを維持したい!という方にはおすすめです。
私は紙ベースでいただきましたが、スマートフォンと連携することで手間なく簡単に日々の変動を確認することができるのは良いですよね。
これだけ詳細なデータが日々見れたら頑張る気も起きますよね!
こういうきっちりとした体組成計ってカラーバリエーションがなく1種類だけかと思いきや、3種類から選べるとは驚きました!
まとめ
本記事では、三菱サラリーマンさんの「階段は資源」という言葉を信じて、約1年間ほぼ毎日300段を上った結果をまとめました。
約1年間、ほぼ毎日300段もの階段を上った結果としては “筋肉量を維持したまま体重を落とすことができ、それに伴って体脂肪率も大きく減少することができました!“
使用したのは階段だけなので当然無料です!
健康のために運動したいけど、時間がなくて運動する時間が取れない!と悩んでいる方に階段をダイエットツールとして活用するのはとてもおすすめだと感じました。
今回私が利用した「Inbody」という体組成計はフィットネスジムなどの限られた施設でしか利用できないため、もし自宅で気軽に「Inbody」使ってみたい!という方は、以下の商品がおすすめです。
ただし、約30,000円とさすがに良いお値段するので簡単におすすめはできませんが、体重や体脂肪率だけでなく、筋肉量などの詳細なデータを記録して階段チャレンジのモチベーションを維持したい!という方にはおすすめです。
階段チャレンジ…ぜひ一度お試しあれ!
本記事以外にも「節約・貯金・投資」に関する情報を発信していますので、ぜひ一緒にご覧頂ければ幸いです。
この記事が皆様の健康増進に役に立つことを祈っています。
それではー。
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