【節約体験談】車検担当者の話を盲信してそのまま車検実施していたら約3万円損していた話【対策法3選】
先日楽天Car車検から予約し、実際に見積もり→車検実施までの流れを一通り行ってきました。
私が予約した車検店では、車検基本料が12,500円引きの9,500円という破格の割引を受けることができるので、とてもお得に車検を実施することができました。
ただし、甘い話には裏がありますよね。
そうです…”車検基本料が安い→収益を上げるためには車検で販売するパーツの値段や作業工賃をやや高めに設定する” というからくりがありました。
ということで本記事では、車検担当者の話を盲信してそのまま車検実施していたら約3万円損していた体験談を紹介しつつ、対策法を紹介したいと思います。
私も車の知識には疎いので、車検担当者の上手な話に騙されてしまうところでした…
この体験談が皆様の車検代節約につながることを期待しています
ちなみに楽天Car車検についてはこちらの記事を参考にして頂ければ幸いです。
担当者の話を盲信していたら約3万円損していた
私が実際に行った車検の流れとしては、本車検を行う前に見積もり点検(事前に修理が必要な箇所やパーツを確認し、おおよその見積書を作成)を予めしておき、その1週間後に本車検を行うといった流れでした。
車検見積もり金額と作業内容
- 車検基本料金:9,500円
- 諸費用合計(自賠責、重量税、印紙税等):36,610円
- 左右ロアアームブーツ交換:22,000円
- タイヤ交換費用:50,880円(入れ替え工賃、廃タイヤ、バルブ代等含む)
- 発炎筒交換:1,100円
- 合計:120,090円
といった車検見積もり金額が提示されました。
ロアアームブーツ交換の説明を受けましたが、これは素人の私にはどーすることもできないのでおとなしく従うことにしました。
発炎
発炎筒もぎりぎり使用期限が切れていました…あと1ヵ月持てば車検は通ったんですけどね。
タイヤの摩耗は素人の私でもわかるくらい溝がすり減っていたので、これはタイヤ交換が必要だなとわかりました。
車と共にスタッドレスタイヤを履き潰す予定でしたが、タイヤが先に寿命を迎えてしまいました
ここでセールスがとても上手な車検担当者の方が、タイヤと発炎筒の購入について色々と助言をくれます。
タイヤ代は当店が最安値だから安心してくれと言われる
私が車検を実施した店はガソリンスタンドだったのですが、かなりタイヤの売れ行きが良いみたいで…他のお店ではこれほど安く買えることは無いと思うよ!と言われました。
当店はタイヤをたくさん売ってるから安く手に入るんだよ!
なるほどなるほど…!
しかもメーカーは国産のヨコハマタイヤで、もちろん新品!
新品って言っても製造前が古いってことはないんですか?
良い質問だ!悪くとも半年前に製造されたタイヤだから安心してくれ!
こういった感じですね。そしてここで畳み掛けるような案内が…。
タイヤ代は来月値上げするから決断は早めに!と急かされる
お客さん!タイミングが良いことに2022年10月からヨコハマタイヤは値上げするんだよ!
え!?まじですか?
そうなんだよ!しかも最大8%も値上がりしちゃうから4,000円近く値上げしちゃうぜ!
それはやばいじゃないですか!
だからお客さんはいいタイミングで車検できたと思うよ!まだ乗る気なら早めに購入することをおすすめだぜ!
と言った感じで、不安やお得感を感じさせる絶妙なトークでタイヤ代(工賃を含む)が見積書に記載されました。
そしたらタイヤが無事に本車検の日に届くように発注をかけちゃうよ?
いやちょっとまって!お兄さんには申し訳ないけど、一度自分でタイヤの値段を調べてみたいから数日待てますか?
そうだな…明日の夕方までならギリギリ待てるけど探す手間とか無駄かもしれないよ?
ありがとうございます…
いや無駄とか言わないでよ!こうなったら意地でも安いタイヤを探してやる!と気合いが入りました。
リミットは次の日の夕方…頑張って探すことに(後述します)。
発炎筒は高くないのでこちらで用意しておくと言われる
発炎筒はタイヤに比べたら安いからこっちで用意しちゃって良いかな?
とりあえず見積もりに入れて頂いて大丈夫ですが、本車検までに自分で探すのはありですか?
良いけど、タイヤに比べたら数百円も差がつかないと思うよ?
感応度逓減性の罠にはひっかからないぞ!
確かに発炎筒は1,000円くらいで購入することができるので、そこまで大きく変わりません。
しかし、車検を通すのに必ずしも決められた発炎筒ではなく、乾電池を購入するだけで大丈夫な “車検対応の非常信号灯” の存在を知っていたので、これも調べてみることにしました(後述します)。
著者が本車検までの1週間で行動したこと
ということで色々とセールスされましたが、車検見積もりが終わった直後に近所のカー用品店をいくつか巡り、ちょうど楽天スーパーセール開催期間中だったのでネットでも色々と調べてみました。
- 近所のカー用品店を数店舗みて相場感を身につけた
- 楽天スーパーセール開催中だったのでネット価格をリサーチ
- PayPayモールも同時に調べてみた
- 発炎筒は近所のホームセンターで株主優待券を利用して購入
近所のカー用品店を確認すると1万円近く安かった
そして、車検実施店でおすすめされたタイヤを近所のカー用品店をみたら “工賃込みでも車検実施店より安いじゃないか!” という衝撃の事実が発覚しました。
これだけで1万円近くタイヤ代が変わりますからね…びっくり
もうこれであの車検実施店は嘘をついているじゃん!と1人でツッコみつつ、車検費用を抑える代わりにどこかで帳尻を合わせてるのではないかという疑念が確信に変わりました。
いろんな同一メーカーだけじゃなくて、様々なメーカーのタイヤを確認して、相場観を身につけました。
楽天市場とPayPayモールのネット価格を徹底的に調査
車検実施店でおすすめされたタイヤを、楽天市場とPayPayモールで徹底的に調べてみました。
楽天市場で価格調査
なんと楽天市場店では4本セットで26,200円(※2022年9月12日現在)で売られており、しかも”タイヤショップZEROの実店舗に行けば、入れ替え工賃や廃タイヤ代、バルブ代全て込みで1本1,100円(4本:4,400円)でやってくれる” という私にとって条件が合う最高なショップを見つけました。
楽天スーパーセール中でポイント還元も多く、約20%の楽天ポイント還元が受けられるため…
- 販売価格(工賃込み):30,600円
- 楽天ポイント還元(約20%):5,563P
- 実質支払額:25,037円(30,600円−5563P)
ここで楽天市場と車検実施店、それぞれでタイヤ購入をした場合の料金を比較してみましょう。
約25,000円以上の差がついてますね…衝撃です
しかも、車検までにタイヤ交換が実施できるか問い合わせをしたところ、「在庫はあるので店舗にさえ来てくれれば、車検前にはタイヤ交換するよ」という心強い返答を頂けたので、車検実施店でタイヤ購入は絶対にしないと決意しました。
PayPayモールで価格調査
先ほど紹介した『タイヤショップZERO』はPayPayモールにもあり、こちらも4本セットで26,200円で売られており、楽天市場と同様に”タイヤショップZEROの実店舗に行けば、入れ替え工賃や廃タイヤ代、バルブ代全て込みで1本1,100円(4本:4,400円)でやってくれる” 感じでした。
ポイント還元率は楽天市場の方が良いので、購入するとしたら楽天市場が良いかな…と思っていました。
タイヤ購入もネットショップで確認するべきだと痛感しました
車検実施店おすすめのタイヤじゃなくて良い
ふと冷静に考えたら…そもそも私にとって車は基本的に移動手段に過ぎず、わざわざ車検実施店に安心・安全だからという理由でおすすめされたタイヤじゃなくても良いんじゃないかと考え始めました。
そして口コミや価格を考慮して選んだタイヤがこちら。
選んだ理由としては…値段が安いですが、国産メーカー管理のタイヤ。製造元は中国ですが、以前から使っていたタイヤもTOYO TIRES製品であり、これまで特に大きな問題はなかったのと “人気商品でよく売れている=ゴムが劣化した数年前の未使用タイヤを装着される” みたいなことにはならないだろうと考えて決めました。
ちなみに私が閲覧した際は、同じ『タイヤショップZERO』で同じタイヤであるにも関わらず、楽天市場とPayPayモールでタイヤの値段が約3,000円も違っていたため、かなり驚きました。
楽天市場とPayPayモールにおけるポイント還元率までしっかりと計算した結果、PayPayモールのほうが安いという結論を導き出したのでそのままPayPayモールでタイヤ4本セット(工賃込み)で購入しました。
最終的にはこれぐらいの金額差がつきました。
タイヤの種類は変わりましたが、私にとっては車検実施店が紹介した国産製タイヤじゃなくても全然気にならない+タイヤ代を大幅に節約することができて、良い買い物ができたと満足しています。
車検担当者の話を盲信せずに、自分で色々と調べて行動して良かった!
発炎筒はホームセンターで車検対応の非常信号灯を購入
タイヤ代ばかり気にしていましたが、発炎筒もしっかりとホームセンターで購入しました。
発炎筒というよりも “使い方が実際のところよくわからない発炎筒を購入するよりも、ボタンを押すだけで簡単に使える&発炎筒のように使用期限が切れたら買い直す必要がない非常信号灯を購入しました“。
値段も発炎筒よりも少し高いですが、車検にも対応していて、電池を交換するだけでOKなのは嬉しいですね(いざというときのために電池交換チェックはたまにしたほうが良いと思われる)。
今回はDCMの株主優待券を使いたかったので、近所のホームセンターで1,100円で購入しましたが、ネットではもっと安く買えるかもしれません。
発炎筒の処分方法には注意
ちなみに発炎筒の処分についてですが、未使用の発炎筒は火薬類取締法でがん具煙火に分類されるため、一般ごみとして捨ててはいけません。
カー用品店に相談して処分してもらうのがおすすめです。
使用済みの発炎筒は、お住まいの自治体にもよりますが花火と一緒で可燃ごみとして捨てるのが一般的です。
火薬が入ってるので未使用のまま可燃ごみとして捨てるのは危険ですよね
今回の車検実施金額(別途購入のタイヤ代や発炎筒含む)
さて最終的にはどれくらいの金額になったかというと…
- 車検基本料金:9,500円
- 諸費用合計(自賠責、重量税、印紙税等):36,610円
- 左右ロアアームブーツ交換:22,000円
- タイヤ交換費用:19,046円(入れ替え工賃、廃タイヤ、バルブ代等含む)
- 非常信号灯購入:1,097円(株主優待券で実質97円)
- 合計:88,253円
- 車検基本料金:9,500円
- 諸費用合計(自賠責、重量税、印紙税等):36,610円
- 左右ロアアームブーツ交換:22,000円
- タイヤ交換費用:50,880円(入れ替え工賃、廃タイヤ、バルブ代等含む)
- 発炎筒交換:1,100円
- 合計:120,090円
ということで、タイトル通り”31,837円の車検代節約に成功しました!“。
ちょっとした努力でこれだけ金額が変わるなら頑張る価値はありますね
今回の体験談から学んだ車検代の節約方法3選
さて、最後に今回の体験談から学んだ車検代の節約方法を3つ紹介したいと思います。
対策1:車検満了日ぎりぎりではなく、1ヵ月前から行動しよう
車検満了日近くでは、今回のように価格調査をするには時間が足りない可能性があります。
今回のようにネットで安くタイヤの注文できたけど、想定外の事態でタイヤが届かないといった事になった場合…車検を通すことができず、残念な結果になる可能性も考えられます。
車検満了日の1ヵ月前に車検を行う場合、次回の車検満了日が早まることはないです。
そのため、車検に通すと決めたら早めに行動することをおすすめします。
特に楽天Car車検で車検予約をする場合、事前にいくつかのキャンペーンにエントリーすることで大量の楽天ポイントを貰うことができますので、こちらもあわせてご確認ください。
対策2:車検は事前見積りと1〜2週間後の本車検の2回に分けるべき
事前見積りでタイヤ交換と発炎筒が必要ということがわかりましたが、本車検前に1週間の猶予期間があったからこそ、今回のようにタイヤや発炎筒を自分で調べて購入することができました。
かといって事前見積りから本車検までの期間が大きく空いてしまうと、事前見積りと違った箇所のメンテナンスがやっぱり必要になるという事例もあるそうです。
基本的には車検事前見積りから1〜2週間が望ましいですが、お金がかかるタイヤについては、車検事前見積もりよりもさらに早いタイミングでカー用品店等で状態を確認してもらうのが良いと思います。
1〜2週間が望ましいと述べましたが、スタッドレスタイヤ交換繁忙期(11月〜3月)ではすぐにタイヤ交換できない可能性もあるので難しいところです
また、複数の車検実施店で見積もりを取ることで費用を抑えることができますが、いくつかの車検実施店を巡るのは大変という方であれば料金比較ができる楽天Car車検を利用するのがおすすめです。
メリットとデメリットを解説した記事もありますのであわせてご覧頂ければ幸いです!
対策3:車検担当者の話は参考程度に聞き、自分で価格調査すべき
今回の車検で、車検担当者の言うことは絶対ではなく、結果的には他店よりもかなり割高なタイヤを購入しそうになりました…タイヤ料金の相場観が事前に身についてなかったことによる知識不足が原因です。
むしろタイヤ料金の相場観がある人はすごいと思うけどね!
車検担当者が丁寧でいい接客をしていたとしても、 “人の意見を参考にしつつも、盲信せずに自分で納得するまで調べることが大切” であることがよくわかったので、いい勉強になりました。
発炎筒もネットで調べれば、ホームセンターで安く売っているという情報に出会えるし、一度購入したら電池交換だけで済む非常信号灯の存在も知ることができます。
何事においても知らないことは自分で調べるのは基本ですが…やはりとても大切ですね。
まとめ
本記事では、車検担当者の話を盲信してそのまま車検実施していたら約3万円損していたという体験談をもとに、車検代を極力抑える方法を紹介しました。
- 車検担当者の話を盲信せずに、自分でなんとかできそうな部分は調べてみる
- カー用品店よりもネットショップでは安くタイヤが購入できるが、工賃が割高になる可能性がある
- 今後も車を乗って発炎筒にこだわりが無い方は、非常信号灯の購入がおすすめ
- 車検満了日ぎりぎりではなく、1ヵ月前から余裕を持って行動しよう
人の意見や助言を聞くことは大切ですが、盲信してはいけないということが一番伝えたい内容です
それはともかくとして、複数の車検実施店に合見積もりを取る手間を省いてくれて、楽天ポイントが大量に貰えて、車検基本料金を安くしてくれる楽天Car車検は本当にいいサービスだと思います。
本記事が皆様の 節約・貯金 に貢献できれば幸いです!
それではー。
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