【SPU攻略】楽天銀行+楽天カードの達成方法と給与受取判定の注意点を解説【楽天ポイント】
楽天経済圏ユーザーにとっては当たり前のように攻略していたSPU(スーパーポイントアッププログラム)の『楽天銀行+楽天カード』。
このほぼ必須とも言える2022年7月1日(金)に楽天銀行+楽天カードのSPU条件が変更となりました。
内容としては完全に改悪案件ですけどね
ということで本記事で伝えたい内容はこちら!
- 楽天銀行+楽天カードSPUの変更(改悪)ポイント解説
- 楽天銀行で給与・賞与を受け取るメリット&デメリット
- 給与・賞与・年金の受取判定基準について
- 達成条件を満たすためには具体的にどうすれば良いか?
本記事を読んで、変更後の楽天銀行+楽天カードSPUを達成すべきかどうか考える一助になれば幸いです!
それでは行きましょう。
楽天銀行+楽天カードSPUの変更(改悪)ポイント解説
まずは2022年7月1日以降の『楽天銀行+楽天カードSPU』の変更内容を確認していきましょう。
変更点1:楽天銀行SPU+1倍の達成には給与・賞与・年金の受取が必要に
従来(2022年6月30日)までは楽天銀行口座と楽天カードを紐付けることで、楽天市場における楽天カード支払い分が+1倍になるという…とても良心的なSPUでした。
しかし改悪が続く楽天様、そこを見逃すわけがありません。
(2022年6月30日まで)
(2022年7月1日以降)
楽天銀行口座と楽天カードを紐付けることで貰えるSPU還元率が+1倍→+0.5倍に変更となり、楽天銀行で給与・賞与・年金のいずれかを受け取ることで、さらにSPU還元率が+0.5倍となりました。
もともと楽天銀行で給与受取をしていなかった方にとっては改悪です
変更点2:楽天銀行+楽天カードSPUの月間獲得上限ポイントの改悪
変更内容はこれだけではありません。
意外なところかもしれませんが、楽天銀行+楽天カードSPUの月間獲得上限ポイント数が変更になりました。
(2022年6月30日まで)
(2022年7月1日以降)
従来は楽天ポイントの会員ランクに応じて、獲得上限ポイントが決まっていました。
特にダイヤモンド会員における獲得上限ポイントは15,000P/月と、上限まで到達することはほぼ無いであろうと思われるほど高い獲得上限ポイントが設定されていました。
しかし、変更後は “会員ランクを問わず全会員一律で5,000P/月” となってしまい、楽天市場ヘビーユーザーであれば影響を受けるかもしれない水準まで獲得上限ポイント数が低下しました。
獲得上限ポイント数だけでは伝わりにくいと思いますので、獲得上限までの楽天カード利用可能額を計算すると以下の通り(どちらもSPU+1倍の場合を想定)。
(2022年6月30日まで)
(2022年7月1日以降)
楽天銀行SPU+1倍達成した場合、獲得上限までの利用可能額は “全会員ランク一律:550,000円/月” であり、上限ぎりぎりまで楽天市場で購入する機会は少ないと思いますが、注意が必要ですね。
給与・賞与・年金の受取だけではSPU条件達成にはならない
楽天銀行SPUが2つに分かれたということは、楽天銀行と楽天カードを紐付けて無くても、給与・賞与・年金の受取を楽天銀行に設定しておけば+0.5倍は貰えるじゃないか!と思いますよね。
しかし…残念ながら、その手は封じられています。
楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引落をすると、楽天市場での楽天カードお支払い分がポイント+0.5倍。楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引落をして、さらに楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取ると、楽天市場での楽天カードお支払い分がポイント+0.5倍 合計+1倍
※給与・賞与・年金のお受取のみで、+0.5倍とはなりませんので、ご注意ください。
出典:楽天銀行(SPU)
せっかく給与・賞与・年金を楽天銀行で受け取る設定にしていても、楽天銀行と楽天カードを紐付けしていないと+1倍どころか、+0.5倍のポイント還元を受けることができないので注意しましょう。
楽天銀行+楽天カードSPUの達成条件早見表
ごちゃごちゃしてわかりにくいので、達成条件ごとのSPU倍率をまとめてみました。
<1~3の条件を全て満たす:+0.5倍>
- 楽天市場でのお買い物のお支払いを楽天カードで行うこと。
- ①のお買いもので決済した楽天カードの引落口座が楽天銀行に設定されていること。
- 引落日当日(口座振替日)に引落されること。
<1~5の条件を全て満たす:+1倍>
- 楽天市場でのお買い物のお支払いを楽天カードで行うこと。
- ①のお買いもので決済した楽天カードの引落口座が楽天銀行に設定されていること。
- 引落日当日(口座振替日)に引落されること。
- 楽天市場での購買月の前月に給与・賞与・年金いずれかが楽天銀行口座で受取があること。
- ハッピープログラムへエントリー(楽天会員リンク登録)すること。
楽天銀行口座で給与・賞与・年金を受け取ることだけに注視しがちですが、+1倍となるためにはもう1つやるべきことがあります。それが…
『ハッピープログラム』にエントリーすること
これを忘れてはいけません。
ハッピープログラムとは?
ハッピープログラムとは、楽天銀行のお客さま優遇プログラムのことで、エントリーするだけでお取引ごとに楽天ポイントが貯まったり、楽天ポイントを振込手数料に利用できたりするようになります。
ハッピープログラムでは「ベーシック」「アドバンスト」「プレミアム」「VIP」「スーパーVIP」の5種類の会員ステージがあり、それぞれにお得な特典があります。
会員ステージは「毎月25日終了時点のお預かり資産残高」、または「前月26日~毎月25日の対象商品・サービスのお取引件数」で決定します。
より上のランクになればなるほど…
- ATM手数料無料の回数が増える
- 他行振込手数料無料の回数が増える
- ハッピープログラム対象サービス利用時の楽天ポイント獲得倍率が最大3倍
といった特典が受けられるため、楽天銀行を使えば使うほど節約生活に繋がります。
楽天銀行を使っている方であれば、最低でも会員ステージを「VIP」または「スーパーVIP」にしたいところです。
銀行内の残高が100万円または300万円であれば簡単に条件を満たすことができますが、そうでない方は工夫をしつつVIP会員以上を狙う必要があります。
今回、ハッピープログラムに関する解説を深堀りしてしまうと本題から逸れてしまいますので、後日銀行残高が100万円無くてもVIP会員を目指す方法を解説した記事を作成しますので、乞うご期待!
要するに楽天銀行を使っている方であれば、ハッピープログラムへのエントリーは必須です。
楽天銀行で給与・賞与を受け取るメリット&デメリット
さて、ここで新設されたSPU達成条件である楽天銀行で給与・賞与を受け取ることのメリットとデメリットを解説していきます(大前提としてハッピープログラムにエントリーしていることが条件)。
一覧にすると次のようなメリット&デメリットがあります。
メリット1:楽天銀行SPUがさらに+0.5倍に
今回のメインテーマですね。
楽天銀行の口座で楽天カード利用代金の引落をする(+0.5倍)に加え、給与・賞与・年金の受取設定を行うこと(+0.5倍)で、従来どおり楽天銀行SPU+1倍となります。
メリット2:他行宛て振込手数料が3回無料に
ここが1番大きなメリットです。
楽天銀行で給与・賞与・年金の受取を行うことで、他行宛て振込手数料が3回も無料になります。
この3回というのが非常に大きく、楽天銀行におけるハッピープログラムで振込手数料を3回無料にしようとすると、最低でも会員ランクを『VIP』以上にする必要があります。
しかも、振込手数料無料回数を使い切らない月があった場合は、2回まで翌月に持ち越すことができます(上限5回/月まで)。
通常、楽天銀行で振込を行う場合は一律145円の手数料が発生しますが、振込手数料無料回数が3回以上(最大5回/月)あれば、振込手数料を支払うケースはかなり減るのではないかと思います。
メリット3:給与・賞与の受取1件につき1〜3円分の楽天ポイントが貰える
これはハッピープログラムのポイント付与対象の手続きに含まれるため、楽天ポイントが貰えるという意味になります。
会員ランクにもよりますが『VIP』および『スーパーVIP』会員になれば、毎月給与を受け取る度に3円分の楽天ポイントが貰えると考えるとちょっとうれしいですよね。
塵も積もればなんとやら…
デメリット1:給与・賞与受取口座の変更手続きに手間がかかる
デメリットとしては “給与・賞与受取口座の変更手続きに手間がかかる” です。
私も楽天銀行SPUの条件変更の案内が出た翌日に「給与受取の口座を楽天銀行に変更したい」と言って、実際に手続きを行いましたが、書類を書いて印鑑を押して、それを提出して…と、了承を得るまでになんとも古典的な手順を踏みました。
勤務先にもよって違いはあると思いますが、給与振込先の変更はインターネットや電話で完結!というわけにもいかないのでどうしても面倒になりがちです。
変更手続きを行う際に必要となる、金融機関名や金融機関コード等を載せておきます。
手間がかかるけど、給与振込先口座を楽天銀行に設定できる方はまだ良い方です。
私の友人は職場の都合上、給与振込先口座を楽天銀行に設定することができず、楽天銀行SPU+0.5倍を含め、給与受取に伴うメリットを享受できないということが発覚しました。
まずは給与振込先を楽天銀行にしてよいかどうか…この点をしっかりと職場に確認しておきましょう。
給与・賞与・年金の受取判定基準について
楽天銀行側が「この振込は給与・賞与・年金の受取で間違いない」と判定するための基準が設けられていますので、一緒に確認していきましょう。
「給与振込」の電文で振込をされているものを給与受取として判定
楽天銀行で給与・賞与を受け取るメリットのページから重要部分を抜粋して紹介します。
この文章からは “電文の内容が「給与振込」以外は給与振込として認識しない” と書いてあるように感じ取れませんか?
そして私の楽天銀行の入出金明細には “給与” としか電文がありませんでした…。
まさか給与として認識されないんじゃ!
せっかく楽天銀行に給与振込口座手続きを行ったのに、給与として認識されないなんてありえない!と思ってカスタマーサービスに聞いてみました。
カスタマーサービスに問い合わせた結果
ということで、カスタマーサービスに問い合わせてみました。内容とやりとりは次の通り。
先ほど紹介したQ&Aの内容では「給与振込」以外の電文で受け取った場合は、給与・賞与と判断されず、特典を受けることができないと記載されていましたが、
実際には入出金明細に漢字で「給与」と記載があれば給与受取として判断されるということらしいです。
ひとまずホッとしました!
ちなみに、反対に「給与」と漢字で入っていない場合は、振込方法が給与振込方式ではなく一般振込での振込となるので、給与受取特典は対象外となりますのでご注意ください。
「給与・賞与」の受取実績の確認
「楽天銀行にログイン→ハッピープログラム→給与・賞与の受取を確認」することで、正しく給与・賞与受取が反映されているか確認することができます。
ところが、私がこの画面を閲覧した際にはこの画像の通りに『給与・賞与の受取』の判定が “なし” となっていました。
この件についてもカスタマーサービスに問い合わせてみると…
ハッピープログラムにおける会員ステージは『前月26日〜毎月25日の対象商品・サービスのお取引件数』にて判定する=26日以降は翌月のハッピープログラムの判定期間に入ってしまっているため、給与を受け取ってから25日までに『給与・賞与の受取』の確認をしないと『給与・賞与の受取』の判定が “なし” となってしまうらしいです。
ちょっとわかりにくいので例を挙げます
例1)毎月15日に給与受取をしている場合『給与・賞与の受取』が “ありと表示される期間が11日(15日〜21日)” となる。
例2)毎月25日に給与受取をしている場合『給与・賞与の受取』が “ありと表示される期間が1日だけ(25日)” となる。
達成条件を満たすためには具体的にどうすれば良い?
暗号資産を30,000円分買う!とか手数料が発生する米国株を30,000円分購入する!といった、他の複雑怪奇なSPU達成条件と比較すると、今回のSPU改悪内容は単純です。
楽天銀行+楽天カードSPU+1倍を狙う場合の手順一覧は以下の通り。
<楽天銀行+楽天カードSPU+1倍を狙う場合を想定>
- “楽天カード” 発行と “楽天銀行口座” を開設する
- 楽天カードの利用引き落としを楽天銀行に設定する
- 楽天銀行のハッピープログラムにエントリーする
- “給与・賞与・年金” の受取を楽天銀行に設定する
ステップ1:”楽天カード” 発行と “楽天銀行口座” を開設する
まずは楽天カードの発行と楽天銀行口座の新規開設をします。
とはいえ、この記事を読んでいるほとんどの方は楽天カードも楽天銀行口座もお持ちかと思います。
もし、本記事を読んでいる方の中で楽天銀行の口座をまだ開設していないよ!という方がいらっしゃれば、この機会に新規開設してしまいましょう。
楽天銀行のお得な新規口座開設方法
楽天銀行は既開設者に紹介されることで、お得に口座開設をすることができます。
紹介してくれる方がいないよ!という方は、上記リンクより楽天銀行口座を新規開設し、口座に入金することでもれなく1,000円分の楽天ポイントがもらえますので是非ご利用ください。
楽天カードの新規発行はハピタスを経由するとお得
ちなみに楽天カードを少しでもお得に新規発行したい方は、ハピタスを経由しましょう。
このハピタスを経由することで現金や楽天ポイント、dポイントなどに1ポイント=1円で交換可能なハピタスポイントを貯めることができます。
楽天カードを発行する時期によりますが、ハピタス側とは別でさらに5,000〜8,000円分の楽天ポイントがもらえますのでとてもお得です。
ハピタスの使い方
手順としては以下の4ステップ。
- ハピタスにログイン
- 検索窓から “楽天カード” と入力
- 表示された “楽天カード” から “ポイントを貯める” をクリック
- 後は画面の案内に従って楽天カード発行手続きを行う
ちなみに、もしこの記事を読んでいる方の中で、ハピタスへの登録がまだだよ!という方がいましたら、是非この機会にハピタスへの会員登録をしちゃいましょう!
今後、楽天市場やYahoo!ショッピング等で商品を購入する際、ハピタスを経由するだけでポイントが貰えますので、会員登録しておいて損は無いと思います。
ステップ2:楽天カードの利用引き落としを楽天銀行に設定する
楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行に設定するには『楽天e-NAVI』から設定する必要があります。
ちなみに…楽天カードと楽天銀行を紐付ける前に下記のキャンペーンにエントリーし、楽天カードの利用引き落としを楽天銀行に設定することでもれなく200円分の楽天ポイントがもらえます。
引き落とし口座の変更は『楽天e-NAVI』のWEBで手続きをすることで、印鑑も不要・最短数分で完了するためとてもおすすめです。
ステップ3:楽天銀行のハッピープログラムにエントリーする
ハッピープログラムへのエントリーはこちらのページから行うことできます。
先述しましたが、楽天銀行の新規口座開設後におけるハッピープログラムのエントリーは、SPU+0.5倍のためだけでなく、振込手数料の無料回数が増えたり、楽天銀行サービスの利用に伴う楽天ポイントの獲得倍率が上がったりと、やらない理由がないくらいお得なサービスです。
忘れずにエントリーするようにしましょうね!
ステップ4:”給与・賞与・年金” の受取を楽天銀行に設定する
これはご自身がお勤めの勤務先で、給与・賞与の受取先を楽天銀行にしたいと申し出て、変更手続きを行う必要があります。
楽天銀行の口座情報を載せておきます。
確かに手間はかかりますが、先述した通り給与受取に伴うメリットは大きいので是非頑張ってみてください!
まとめ
本記事では、楽天銀行+楽天カードの達成方法と給与受取判定の注意点について解説しました。
楽天銀行+楽天カードSPUの変更前と変更後の比較表は以下の通り。
(2022年6月30日まで)
(2022年7月1日以降)
今まで通りSPU倍率+1倍を達成するためには、楽天銀行で給与・賞与・年金の受取が必須となり、その具体的な手順としては『達成条件を満たすためには具体的にどうすれば良い?』で解説しています。
楽天銀行で給与受取を行うことによるメリットとデメリットは次の通り。
デメリットは自分で給与・賞与の受取口座変更手続きに手間がかかることですが、それを乗り越えた先に美味しいメリットが待っていますので是非頑張ってください。
なお、せっかく楽天銀行に給与受取口座を変更したのに、給与受取として認識してくれない!ということでしたら『給与・賞与・年金の受取判定基準について』をご覧ください。
次々と変更(改悪)となる楽天サービスの数々ですが、”自分がかける手間と見合うだけのサービスが引き続き享受できるか“を念頭に置いて行動することが大切です。
今後も可能な限り楽天経済圏をお得に使い続けられるような記事を更新していきますね!
本記事が皆様の 節約・貯金 に貢献できれば幸いです!
それではー。
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